ご挨拶

今アメリカでは「動物と福祉」が密接につながって、様々な取り組みがなされています。そのひとつが在宅のお年寄りと犬が一緒に暮らすというシステムです。生活の中に犬が存在するだけで、まず夫婦間に会話が生まれ、愛犬を介してのコミュニケーションが広がります。

さらに犬がいると必然的に散歩にも出かけるようになります。これにより足腰の適度な運動になり、健康にも大きく貢献するというわけです。
アメリカの高齢者が日本に比べて寝たきりの率が低いのは、こうした国をあげての「動物と福祉」への取り組みも大きく影響していると言えます。
日本でも千葉県がこのシステムを取り入れ実施したところ、アメリカの例に習うように高齢者の生活も活気づき、病院通いより愛犬の世話だという前向きな暮らしが功を成して老人医療費の負担が大幅に減ったという事例があります。

日本は高齢者社会です。ますます福祉の必要性が高まるとともに動物が単なるペットという枠を超え、これからの福祉に貢献する大切な役割を担う存在になろうとしています。

それだけに資格者のトリマーや盲導犬、聴導犬のケアをする福祉関係の人材が必要とされています。当スクールでは技術の指導、各種ノウハウ、現場実習などを通し、真のプロフェッショナルを育成します。